デンマーク戦勝利以降、マスコミの対応はがらりと変わってきました。おかげで岡田監督のコメントも構えたものではなく、かなり本音に近いものを残しています。デンマーク戦の回顧はさておき、岡田監督のコメントで気になったところを拾ってみます。
デンマーク戦後の会見で最も気になったのは
「立ち上がりは少し攻撃的な4-2-3-1の布陣で臨んだんですが、中盤のゾーンの間を使われてボールを回され、ピンチが何回かあったので、急いで元の4-3-3に戻して何とかディフェンスが安定した」
「4人のゾーンにするとどうしても、うちの場合は幅を全部カバーできず、中盤とディフェンスラインの間でボールを受けられる。(中略)トマソンの動きも分かっていましたが、2人のボランチだとそれに対応できなかった。できるかなと思っていたんですが、難しかったというのが現実です」
というところです。
4-3-3 でも4-1-4-1でも4-3-2-1でも呼び名はどうでもいいのですが、現在システムは攻撃のときどうしても前が薄くなるので、中盤の3枚、遠藤、長谷部、阿部のところが長い距離を走って前線のサポートをしなければなりません。つまりタイトな日程では疲労が蓄積し、なかなか回復できない可能性があります。中4日で連戦がつづく今回のプレトリアは海抜1370m。高地順応はうまくいっていも疲労の蓄積はあるでしょう。後半の勝負どころでスタミナ切れになったとき誰と誰を交代させるのか、監督の采配に注目したいと思います。(MFだけでなくCBの交代もあるかもしれませんね)
相手はパラグアイなので序盤から慎重にゲームをすすめてくると思います。ただ気をつけなければならないのは、不要なファウルをとられてFKを与えてしまうこと。南米勢はFK を直接入れる能力が高く、またCKを含めたセットプレーからのヘディングシュートもうまい。ヨーロッパのチームとはまたひと味違うので、入念に準備しておかなければならないと思います。あとはこのコラムにあるとおりでしょう。ただ「予選3戦と同じことを繰り返す」だけでトーナメントを勝ち抜くのは難しいのではないでしょうか。特に後半、あるいは延長戦では、切り札というかオプションを準備しないと勝てないでしょう。
状況を一変できる選手と言えば中村俊輔を思い出しますが、彼は4-3-3より4-2-3-1で活きる選手。ということは前述したとおり守備のリスクはより大きくなります。またFWの交代候補は岡崎でしょうが、岡崎は正直すぎるので南米CBの狡賢さにやられてしまうかもしれませんが、汚いDFに慣れているとはいえ森本を選ぶのはやはり冒険でしょう。交代は3人ですから、0-0もしくはリードされた展開での交代は中村俊輔(大久保out)と岡崎(松井out)なのか、中村憲剛と玉田なのか、稲本と森本なのか、どんな手を準備するのか気になるところです。






